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JAVA入門.comはJAVAエンジニアのJAVAエンジニアによるJAVAエンジニアのためのJAVA入門サイトです。プログラミングやIT業界と関わり合いのなかった異業種の初心者でも月給70万円を最短で目指せるようわかりやすく説明していきます。
JAVAの実務経験を2~3年積む事ができれば月給70万円が可能となります。特にJAVAエンジニアであれば私はフリーランスなどの個人事業主という在り方をおすすめします。定年までサラリーマンとしてJAVAエンジニアを続けていくには少しもったいない気がします。技術が身に付けば、あとは自分でやりたい事、作りたいモノを考え、形にする事で制限なくお金を稼ぐ事ができます。
数年間頑張ることで、自分の将来を大きく切り開く事ができるので、JAVA初心者エンジニアの方でも努力する価値が十分にあります。
全てのプログラムは「順次処理」「分岐処理」「繰り返し処理」で作る事が可能ですので、まずはこの3つを押さえて学習しましょう。
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JAVAとは
JAVAは1995年にSun Microsystems(サン・マイクロシステムズ社)によってリリースされC++やC言語を元に開発されたプログラミング言語です。2010年にアメリカのORACLE(オラクル社)から買収されました。
JAVAを使ってできること
プログラミング言語のJAVAを使うことで下記のような、さまざまなコンピュータで動作するプログラムの開発が可能となります。
✅モバイル端末用アプリケーション|JAVAを使ってできること その1
モバイル端末用アプリケーションとはAndroid(アンドロイド)やiPhone(アイフォン)などのスマートフォン(スマホ)、タブレット、携帯電話端末で動作するように設計されたJAVAで作成可能なアプリケーションです。
✅ウィンドウアプリケーション|JAVAを使ってできること その2
ウィンドウアプリケーションとはユーザーが直接キーボードやマウスなどを使って動かすことのできるJAVAで作成可能なアプリケーションです。内部に画像・図形を利用しグラフィック表示・操作ができます。
✅Webアプリケーション|JAVAを使ってできること その3
WebアプリケーションはWebサーバーを利用して動くJAVAで作成可能なアプリケーションです。YouTube(ユーチューブ)やZOOM(ズーム)などがあります。日本は世界と比べるとIT後進国ですが今年は特にコロナの影響でテレワーク化が進み、ZOOM(ズーム)の利用者が急加速度的に増加しました。
✅コマンドラインアプリケーション|JAVAを使ってできること その4
コマンドラインアプリケーション(コンソールアプリケーション)とはCUI(キャラクターインターフェース)と呼ばれる文字列による出力により処理結果を返すことができるJAVAで作成可能なアプリケーションです。
JAVAの特徴
JAVAの歴史は25年以上です。長い期間をかけて改良を重ねられ、あらゆる言語の中で一番人気のある言語に成長し、さまざまな分野で活用されています。
✅JAVAの特徴1 標準的でJAVA初心者でも学びやすい
✅JAVAの特徴2 大規模開発を可能とするオブジェクト指向
✅JAVAの特徴3 数えきれないほど豊富な命令群
✅JAVAの特徴4 さまざまなコンピュータで同様に動作する汎用性
第1章 JAVAの変数と演算子
JAVAの演算子とは|初心者JAVAエンジニア その1
JAVAの演算とは計算の事を意味します。JAVAでは下記の演算子を使って変数やリテラルと演算を行うことができます。また、左右の数値オペランドを使って四則演算を行う演算子を算術演算子といいます。
※リテラルとは文字や数字の事を意味します。例えば、1+1であればリテラルは1となります。
JAVAの演算子の種類 | JAVAの演算子の種類名 | JAVAの演算子の使用例 |
+ | 加算 | 7 + 3 = 10 |
– | 減算 | 7 – 3 = 4 |
* | 乗算 | 7 * 3 = 21 |
/ | 除算 | 7 / 3 = 2 |
% | 剰余 | 7 % 3 = 1 |
+ | 文字列の連結 | “会” + “話” = 会話 |
++ | インクリメント | i ++ ⇒ i = i + 1 |
— | デクリメント | i – ⇒ i = i – 1 |
JAVAの代入演算子とは|初心者JAVAエンジニア その2
JAVAの代入演算子とは、変数に対して値を代入する演算子です。
JAVAの代入演算子比較表
JAVAの代入演算子を使わない計算 | JAVAの代入演算子を使った計算 |
a = a + 1; | a += 1; |
b = b – 2; | b -= 2; |
c = c * 3; | c *= 3; |
d = d / 4; | d /= 4; |
JAVAの代入演算子の種類
演算子 | 機能 |
= | 右辺を左辺へ代入する |
+= | 左辺と右辺を加算して左辺に代入する |
-= | 左辺と右辺を減算して左辺に代入する |
*= | 左辺と右辺を乗算して左辺に代入する |
/= | 左辺と右辺を徐算して左辺に代入する |
%= | 左辺と右辺を徐算して余りを左辺に代入する |
+= | 左辺の後に右辺を連結させて左辺に代入する |
JAVAの変数とは|初心者JAVAエンジニア その3
JAVAの変数とは、自由に変えることのできる数の事をいいます。反対に、1や2のようなリテラルの事を定数といいます。JAVAで変数を使用する場合、変数の宣言を行います。変数名は「x」や「i」など規則に従い命名する事ができます。
JAVAの変数の宣言
変数名を1つずつ宣言する場合
データ型 変数名;
変数名をまとめて宣言する場合
データ型 変数名1,変数名2,変数名3,変数名4,変数名5,…;
JAVAの変数のデータ型の種類
分類 | データ型 | 値 |
整数 | byte | 8bit -128~127 |
short | 16bit -32,768~32,767 | |
int | 32bit -2,147,483,648~2,147,483,647 | |
long | 64bit -9,223,372,036,854,775,808 ~ 9,223,372,036,854,775,808 | |
小数 | float | 32bit 単精度浮動小数点数 |
double | 64bit 倍精度浮動小数点数 | |
真偽値 | boolean | true か false |
文字 | char | 1つの文字(’あ’) |
文字列 | String | 文字の並び(”あいう”) |
JAVAの変数名の命名規則
1、禁止されている単語を使ってはならない
2、使用済みの変数名を再度使用してはならない
3、全角・半角・大文字・小文字は区別される
4、小文字で始まるわかりやすい名前を付けることが望ましい
5、変数名にはunicodeを使用できる
6、1文字目に数字は使用できない
7、予約語は使用できない
JAVAの予約語
abstract | assert | boolean | break | byte | case | catch | char | class |
const | continue | default | do | double | else | enum | extends | final |
finally | float | for | goto | if | implements | import | instanceof | int |
interface | long | native | new | package | private | protected | public | return |
short | static | strictfp | super | switch | synchronized | this | throw | throws |
transient | try | void | volatile | while |
JAVAのfinal変数とは
JAVAのfinal変数とは、定数のようなもので変数宣言時に値を一度だけ代入可能とし、以降代入を行ってもエラーが発生し値が変わることを防ぐために使用します。JAVAはプロジェクトチームとして作業を行う事が多いため、他の人が誤って値を変更しないようにfinal変数をしようします。
渡りやすく説明をすると、富士山の高さや地球の直径は変わる事はありません。変わる事のない値はfinal変数を使って定数化しましょう。
定数の宣言
final 型 定数名 = 初期値;
(例)final int earthDiameter = 12742000;
JAVAのキャスト(型変換)とは|初心者JAVAエンジニア その4
JAVAのキャストとは変数の型変換のことをいいます。int型の変数に対して文字列型の変数を代入することができないため、代入できるようにするにはキャスト(型変換)を行い、変数に代入を行います。
int x;
String y;
y = “33”;
x = y; ⇒ データ型が異なるため、このままではエラーとなってしまう。
x = (int)y; ⇒ yを強制的にint型にキャストを使って型変換をすることによって格納できる。
※キャスト演算子は元のデータの一部を失ってもデータを強制的に変換しようとします。データの欠損によりバグが発生する可能性があるため、最終手段として必要な場合を除いて使わないようにしましょう。
第2章 JAVA順次処理
JAVA順次処理は上から順番に処理を行います。
第3章 JAVA条件分岐処理
JAVAの条件によって処理を分岐させる方法です。
JAVA条件分岐処理|if文
JAVA条件分岐処理のif文は条件式を評価しtrueだった場合、処理を実行します。
if(条件式){
処理1;
処理2;
・・・
}
JAVA条件分岐処理「if文」サンプルソースコード
public class Sample {
public static void main(String[] args) {
if(true){
//文字列「Hello World」を出力
System.out.println("Hello World");
}
}
}
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JAVA条件分岐処理|if~else文
JAVA条件分岐処理のif~else文は条件式を評価しtrueだった場合とfalseだった場合で処理を分けて実行します。
if(条件式){
処理1;
処理2;
}else{
処理1;
処理2;
}
JAVA条件分岐処理「if~else文」サンプルソースコード
public class Sample {
public static void main(String[] args) {
if(true){
//「TRUE時の処理」という文字列を出力
System.out.println("TRUE時の処理");
}else{
//「FALSE時の処理」という文字列を出力
System.out.println("FALSE時の処理");
}
}
}
出力結果有りのJAVA条件分岐処理「if~else文」サンプルソースコードはこちらをクリック
JAVA条件分岐処理|複雑なif文
JAVA条件分岐処理のif文ではif文の中にif文を入れて処理を実行することができます。
if(条件式){
if(条件式){
処理1;
処理2;
}else{
処理1;
処理2;
}
}
JAVA条件分岐処理「複雑なif文」サンプルソースコード
public class Sample {
public static void main(String[] args) {
if(true){
if(true){
//「TRUE時の処理」という文字列を出力
System.out.println("TRUE時の処理");
}else{
//「FALSE時の処理」という文字列を出力
System.out.println("FALSE時の処理");
}
}
}
}
出力結果有りのJAVA条件分岐処理「複雑なif文」サンプルソースコードはこちらをクリック
JAVA条件分岐処理|switch文
JAVAソースコードswitch文では複雑な分岐処理をシンプルに記述できます。
JAVA条件分岐処理「switch文」サンプルソースコード
public class Sample {
public static void main(String[] args) {
int i=3;
switch(i){
case 1:
case 2:
//「case2の処理」という文字列を出力
System.out.println("case2の処理");//「case2の処理」という文字列を出力
break;
case 3:
//「case3の処理」という文字列を出力
System.out.println("case3の処理");//「case3の処理」という文字列を出力
break;
}
}
}
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第4章 JAVA繰り返し処理
JAVAで回数や条件を満たすまで処理を繰り返し行います。
JAVA繰り返し処理|for文
JAVA繰り返し処理のfor文は指定する回数分の処理を繰り返すために使用します。
for(初期化式;条件式;変化式;){
処理1;
}
JAVA繰り返し処理「for文」サンプルソースコード
public class Sample {
public static void main(String[] args) {
for(int i=1;i<=6;i++) {
System.out.print(i+" ");
}
System.out.println();
}
}
出力結果有りのJAVA繰り返し処理「for文」サンプルソースコードはこちらをクリック
JAVA|while文
JAVA繰り返し処理のwhile文は条件を満たしている間、処理を繰り返します。
while(条件式){
処理1;
処理2;
}
JAVA繰り返し処理「while文」サンプルソースコード
public class Sample {
public static void main(String[] args) {
int i = 1;
while(i <=6 ){
System.out.print(i+" ");
i++;
}
System.out.println();
}
}
出力結果有りのJAVA繰り返し処理「while文」サンプルソースコードはこちらをクリック
JAVA|do~while文
JAVA繰り返し処理のdo~while文は、処理を行ってから繰り返し条件の判断を行い、繰り返しを行います。
do{
処理1;
処理2;
}while(条件式);
JAVA繰り返し処理「do~while文」サンプルソースコード
public class Sample {
public static void main(String[] args) {
int i = 1;
do{
System.out.print(i+" ");
i++;
}while(i >= 6);
System.out.println();
}
}
出力結果有りのJAVA繰り返し処理「do~while文」サンプルソースコードはこちらをクリック
第5章 JAVA配列
JAVAの配列とは同じ種類の複数のデータを並び順で格納するデータ構造であり、配列につけられた名前が配列変数です。
JAVA配列サンプルソースコード
public class Sample {
public static void main(String[] args) {
double[] d = new double[3];
double sum,avg;
d[0] = 3.4;
d[1] = 1.3;
d[2] = 4.4;
sum = 0.0;//sumの初期化
for(int i = 0; i < d.length; i++){
System.out.print(d[i] + " ");
sum += d[i];
}
System.out.println();
avg = sum / 3.0;
System.out.println("合計値:" + sum);
System.out.println("平均値:" + avg);
}
}
出力結果有りのJAVA配列サンプルソースコードはこちらをクリック
第6章 JAVAクラスとオブジェクト
オブジェクトは個々の物体をさす場合に用いられる概念です。インスタンスとも呼ばれます。クラスはオブジェクトの設計図にあたります。1つのクラスは1種類のオブジェクトしか生成できません。現在はオブジェクト指向を取り入れている言語が多数存在するため、JAVAのオブジェクト指向を理解することで、他の言語の理解が容易になります。
JAVAオブジェクト指向とは
オブジェクトとは「モノ」という意味です。モノといっても私たちが考える「物」とは少々イメージが異なり、世の中の様々なモノのことを指します。例えば、車や家はもちろんのこと、人や犬、空気などもモノと捉えます。オブジェクト指向ではすべて「モノ」として表現します。
JAVAインスタンスとクラスの関係
JAVAの仮想世界で活動するのはインスタンス(オブジェクト)であり、そのインスタンスを生み出すための金型がクラスになります。
JAVAフィールドとメソッド
JAVAのクラスには属性としてフィールドを、操作としてメソッドを宣言します。
メソッドとは、オブジェクトの動作のことです。また、フィールドとは、オブジェクトの属性・データのことです。
JAVAクラス型
JAVAのクラスを定義することにより、そのクラス型の変数を宣言できるようになります。また、あるクラスの変数には、そのクラスのインスタンスを格納できます。
JAVAインスタンス化
new演算子を用いることで、クラスからインスタンス(オブジェクト)を生み出せます。あるクラス型変数にインスタンスが格納されているとき、「変数名.フィールド名」や「変数名.メソッド名()」で、そのインスタンスのフィールドやメソッドを利用することができます。